1525.今日の植物(2324):ヘクサキルティス
今日の植物は、ヘクサキルティスと言います。ユリ科に戻ってきました。
ヘクサキルティスは、ユリ科 Hexacyrtis dickiana属(ヘクサキルティス属)の植物で、この属に分類される種は、切手に描かれている*種の1種だけという1属1種の植物です。
Namib lilyと呼ばれているように、ナミビア及びアフリカ南部原産ですが、現在では他の地域でも園芸植物として栽培されているということです。花弁は中心部は黄色で先端にいくに従って赤くなる花を下向きに咲かせます。
写真でも見られるように乾燥した砂地に生育するのですが、地下50センチの深さに鱗茎を残して地上部は完全にかれてしまいます。そのまま次に雨が降るまで待つのだそうです。
また夏の終わりに十分な雨が降らないと花を咲かせないのだそうです。2001年には4月と6月に十分な雨が降って、この花が保護地でたくさん咲いたのだという記事がありました。当たり外れがあるのですね。
なお、このHexacyrtis属は新しい分類体系ではイヌサフラン科に入っています。
写真です。ネットから借用しています。
ヘクサキルティス・ディキアナ Hexacyrtis dickiana
切手です。
ヘクサキルティス・ディキアナ Hexacyrtis dickiana
2017年 ナミビア発行(花)
●この切手とセットで発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑
ヘクサキルティスは、ユリ科 Hexacyrtis dickiana属(ヘクサキルティス属)の植物で、この属に分類される種は、切手に描かれている*種の1種だけという1属1種の植物です。
Namib lilyと呼ばれているように、ナミビア及びアフリカ南部原産ですが、現在では他の地域でも園芸植物として栽培されているということです。花弁は中心部は黄色で先端にいくに従って赤くなる花を下向きに咲かせます。
写真でも見られるように乾燥した砂地に生育するのですが、地下50センチの深さに鱗茎を残して地上部は完全にかれてしまいます。そのまま次に雨が降るまで待つのだそうです。
また夏の終わりに十分な雨が降らないと花を咲かせないのだそうです。2001年には4月と6月に十分な雨が降って、この花が保護地でたくさん咲いたのだという記事がありました。当たり外れがあるのですね。
なお、このHexacyrtis属は新しい分類体系ではイヌサフラン科に入っています。
写真です。ネットから借用しています。
ヘクサキルティス・ディキアナ Hexacyrtis dickiana
切手です。
ヘクサキルティス・ディキアナ Hexacyrtis dickiana
2017年 ナミビア発行(花)
●この切手とセットで発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑
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2841.今日の植物(2324):ディトリキア
今日の植物は、ディトリキアと言います。前回のパレスチナ自治政府から発行されたセットに含まれていた植物です。
ディトリキアは、キク科 Dittrichia 属(ディトリキア属)の植物で、The Plant Listには亜種も含めて5つの種が掲載されているだけという小さな植物群です。
ウイキペディアの情報によりますと、Dittrichia 属の植物はかつては同じキク科のInula属に分類されていたました。属名のDittrichia はドイツの植物学者Manfred Dittrich氏に因んで命名されたということです。
切手に描かれているDittrichia viscosa種について情報がありました。
それによりますと、この種は一般にfalse yellowhead(イヌラモドキ?)と呼ばれているそうです。地中海沿岸で極普通に見られる植物で、もともとは標高1500メートルまでの乾燥した川床や荒れ地に多く見られたのですが、生命力が強く道路わきや都会地にもみられ、オーストラリアなどでは侵略的植物とみなされているということです。
黄色の魅力的に見える花を持っていますが、粘着性があり不快なにおいがするのだとか。エッセンシャルオイルを持っており、古くから薬用植物としても利用され、また根からは黄色の染料の材料がとられてきました。
スペインのカタロニア地方の伝説に面白い言葉があるそうです。曰く、「外見が良いだけの女に惚れてはいけないよ。そんな娘はfalse yellowheadのようなもので、きれいだけど悪臭を持っているから」だそうです。
写真です。
ディトリキア・ビスコーザ Dittrichia viscosa
●そういえば、種小名のviscosaは「毒のある」という意味でした。
切手です。パレスチナの方の属名はInulaになっています。
ディトリキア・ビスコーザ Dittrichia viscosa
1998年 パレスチナ自治政府発行 2020年 イスラエル発行
(薬用植物) (夏の花)
●イスラエルのセットはこちらです。⇒切手植物図鑑
ディトリキアは、キク科 Dittrichia 属(ディトリキア属)の植物で、The Plant Listには亜種も含めて5つの種が掲載されているだけという小さな植物群です。
ウイキペディアの情報によりますと、Dittrichia 属の植物はかつては同じキク科のInula属に分類されていたました。属名のDittrichia はドイツの植物学者Manfred Dittrich氏に因んで命名されたということです。
切手に描かれているDittrichia viscosa種について情報がありました。
それによりますと、この種は一般にfalse yellowhead(イヌラモドキ?)と呼ばれているそうです。地中海沿岸で極普通に見られる植物で、もともとは標高1500メートルまでの乾燥した川床や荒れ地に多く見られたのですが、生命力が強く道路わきや都会地にもみられ、オーストラリアなどでは侵略的植物とみなされているということです。
黄色の魅力的に見える花を持っていますが、粘着性があり不快なにおいがするのだとか。エッセンシャルオイルを持っており、古くから薬用植物としても利用され、また根からは黄色の染料の材料がとられてきました。
スペインのカタロニア地方の伝説に面白い言葉があるそうです。曰く、「外見が良いだけの女に惚れてはいけないよ。そんな娘はfalse yellowheadのようなもので、きれいだけど悪臭を持っているから」だそうです。
写真です。
ディトリキア・ビスコーザ Dittrichia viscosa
●そういえば、種小名のviscosaは「毒のある」という意味でした。
切手です。パレスチナの方の属名はInulaになっています。
ディトリキア・ビスコーザ Dittrichia viscosa
1998年 パレスチナ自治政府発行 2020年 イスラエル発行
(薬用植物) (夏の花)
●イスラエルのセットはこちらです。⇒切手植物図鑑
2840.今日の植物(2323):ドリミア
今日の植物は、ドリミアといいます。引き続きユリ科の植物です。
ドリミアは、ユリ科 Drimia 属(ドリミア属)の植物で、The Plant Listでは99の種名があげてありましたので、かなり大きな植物群ということになりそうです。
ウイキペディアの情報によりますと、Drimia 属の植物の多くは落葉性の球根で増える植物だということです。白あるいは黄緑、褐色の花を咲かせるのですが、花は1~2日で枯れるということです。
分類から見ると、かつてLitanthusやRhodocodon、 Schizobasis、 Urgineaといった属に分類されていた種が現在ではこのDrimia 属に分類されるようになったということです。
切手に描かれているDrimia maritima種について情報がありました。この種は一般にsquill, sea squill, sea onionなどと呼ばれているということで、南ヨーロッパ、西アジアおよび北アフリカに自生している種だということです。
海岸の岩場に生育して、春に葉を生じ、秋に花を咲かすという特徴を持っているのだそうです。高温で乾燥した地中海の夏の気候に対応した結果とのことです。
古代エジプトの時代から薬効が知られていたといい、また有毒な植物としても知られているのだそうです。薬草として利用されてきたと同じくらい昔から殺鼠剤としても利用されたと記されていました。
属名のDrimiaはギリシャ語由来でdrimeia(苦い)から来ています(根が苦いのだそうです)。
以前このブログでカイソウをUrginea属の植物として取り上げたことがありました。今回、この分も含めて再度取り上げた格好になっています。
写真です。ネットから借用です。
ドリミア・インディカ Drimia indica
●切手に描かれているのは、種子の部分のようです。
(左)カイソウ(海葱) Drimia maritima
(右)ドリミア・サンギネア Drimia sanguinea
GENTOS ハイエンドモデル Gシリーズ 充電式ヘッドライト + アルカリ乾電池 単4形10本 GH-101RG+HDLR03 1.5V10P 人気 商品 送料無料
切手です。手元に4種類がありました。昔に発行されたものには、属名がUrgineaと表記されています。
(左)Drimia indica (= Urginea indica)
(右)Drimia sanguinea
1991年 ガーナ発行(花) 2017年 ボツワナ発行(砂漠の花)
カイソウ Drimia maritima (= Urginea maritima)
1961年 イスラエル発行(建国13年) 1998年 パレスチナ自治政府発行(薬用植物)
●一緒に発行されたセットをご紹介します。
ガーナ、ボツワナ、イスラエル、古藤工業 工事用布粘着テープNo.8002 50mm×25M(30巻) 5ケース(HK)
ドリミアは、ユリ科 Drimia 属(ドリミア属)の植物で、The Plant Listでは99の種名があげてありましたので、かなり大きな植物群ということになりそうです。
ウイキペディアの情報によりますと、Drimia 属の植物の多くは落葉性の球根で増える植物だということです。白あるいは黄緑、褐色の花を咲かせるのですが、花は1~2日で枯れるということです。
分類から見ると、かつてLitanthusやRhodocodon、 Schizobasis、 Urgineaといった属に分類されていた種が現在ではこのDrimia 属に分類されるようになったということです。
切手に描かれているDrimia maritima種について情報がありました。この種は一般にsquill, sea squill, sea onionなどと呼ばれているということで、南ヨーロッパ、西アジアおよび北アフリカに自生している種だということです。
海岸の岩場に生育して、春に葉を生じ、秋に花を咲かすという特徴を持っているのだそうです。高温で乾燥した地中海の夏の気候に対応した結果とのことです。
古代エジプトの時代から薬効が知られていたといい、また有毒な植物としても知られているのだそうです。薬草として利用されてきたと同じくらい昔から殺鼠剤としても利用されたと記されていました。
属名のDrimiaはギリシャ語由来でdrimeia(苦い)から来ています(根が苦いのだそうです)。
以前このブログでカイソウをUrginea属の植物として取り上げたことがありました。今回、この分も含めて再度取り上げた格好になっています。
写真です。ネットから借用です。
ドリミア・インディカ Drimia indica
●切手に描かれているのは、種子の部分のようです。
(左)カイソウ(海葱) Drimia maritima
(右)ドリミア・サンギネア Drimia sanguinea
GENTOS ハイエンドモデル Gシリーズ 充電式ヘッドライト + アルカリ乾電池 単4形10本 GH-101RG+HDLR03 1.5V10P 人気 商品 送料無料
切手です。手元に4種類がありました。昔に発行されたものには、属名がUrgineaと表記されています。
(左)Drimia indica (= Urginea indica)
(右)Drimia sanguinea
1991年 ガーナ発行(花) 2017年 ボツワナ発行(砂漠の花)
カイソウ Drimia maritima (= Urginea maritima)
1961年 イスラエル発行(建国13年) 1998年 パレスチナ自治政府発行(薬用植物)
●一緒に発行されたセットをご紹介します。
ガーナ、ボツワナ、イスラエル、古藤工業 工事用布粘着テープNo.8002 50mm×25M(30巻) 5ケース(HK)
2840.今日の植物(2323):ハオルティオプシス
今日の植物は、ハオルティオプシスといいます。
ハオルティオプシスは、ユリ科 Haworthiopsis属(ハオルティオプシス属)の植物で、ウイキペディアでは18の種があげてありました。いつもですと、ここのところは、The Plant Listの情報を記載するのですが、実は、こちらにはHaworthiopsis 属というのが認められていないようなのです。
といいますのも、これはウイキペディアの情報ですが、Haworthiopsis 属の植物は以前はHaworthia属に含められていたということです。The Plant Listはそのかつての分類によっているのだと思われます。
確かに、属名のHaworthiopsisは「Haworthiaのよう」なという意味ですな。
ということで、以下はウイキペディアの情報です。
Haworthiopsis属の植物は、背の低い多年生の多肉植物で、葉はロゼット状に形成され、多くは葉に白い筋を持っています。小さな白い花を咲かせ、園芸用に育てられているものも多いようです。
切手に描かれているHaworthiopsis fasciata種は、南アフリカのEastern Cape州原産の種です。この種は酸性の砂地の土壌を好むのですが、園芸用に栽培されるものは少ないのだそうです。
分類の話に戻りますが、ユリ科に分類されているこの属ですが、新しいAPGの分類体系ではツルボラン科という科に分類されるようになっています。
写真です。
ハオルティオプシス・ファスキアタ Haworthiopsis fasciata
切手です。
ハオルティオプシス・ファスキアタ Haworthiopsis fasciata
2019年 ガイアナ発行(花)
●一緒に発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑
ハオルティオプシスは、ユリ科 Haworthiopsis属(ハオルティオプシス属)の植物で、ウイキペディアでは18の種があげてありました。いつもですと、ここのところは、The Plant Listの情報を記載するのですが、実は、こちらにはHaworthiopsis 属というのが認められていないようなのです。
といいますのも、これはウイキペディアの情報ですが、Haworthiopsis 属の植物は以前はHaworthia属に含められていたということです。The Plant Listはそのかつての分類によっているのだと思われます。
確かに、属名のHaworthiopsisは「Haworthiaのよう」なという意味ですな。
ということで、以下はウイキペディアの情報です。
Haworthiopsis属の植物は、背の低い多年生の多肉植物で、葉はロゼット状に形成され、多くは葉に白い筋を持っています。小さな白い花を咲かせ、園芸用に育てられているものも多いようです。
切手に描かれているHaworthiopsis fasciata種は、南アフリカのEastern Cape州原産の種です。この種は酸性の砂地の土壌を好むのですが、園芸用に栽培されるものは少ないのだそうです。
分類の話に戻りますが、ユリ科に分類されているこの属ですが、新しいAPGの分類体系ではツルボラン科という科に分類されるようになっています。
写真です。
ハオルティオプシス・ファスキアタ Haworthiopsis fasciata
切手です。
ハオルティオプシス・ファスキアタ Haworthiopsis fasciata
2019年 ガイアナ発行(花)
●一緒に発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑
2838.今日の植物(2321):カマッシア
今日の植物は、カマッシアと言います。
カマッシアは、ユリ科 Camassia 属(カマッシア属)の植物で、The Plant Listでは14の種の名前が記載されていました。
ウイキペディアの情報によりますと、Camassia属の植物は、北米原産の多年草でcamas(カマス)とか Indian hyacinth(インディアンのヒアシンス)などと呼ばれているということです。白色から濃い紫、青紫の花をたくさん咲かせ、夏に開花した時には草原全体を同じ色で埋めるような咲き方をすることもあるということです。
この属の植物の鱗茎は、原住民にとっては重要な食物でもあったとされています。しかし、鱗茎がよく似た名前もDeathcamas(死のカマス)という植物(別の属に分類されます)があってこちらは有毒で、同じ場所に生えるので要注意なのだそうです。
切手に描かれている、Camassia leichtlinii種の情報がありました。
それによりますと、この種はカナダからカリフォルニア州、ネバダ州を原産地とする種で、great camas(大きなカマス)と呼ばれているということです。鱗茎はやはり食用になるということですが、食用にするには長時間焼くことが必要だとか。できれば3時間、理想的には1~3日の間調理されている、とウイキペディアは言っているのですが、そんなに焼いたら(調理したら)なくなってしまいそうです。
この種もmeadow deathcamas(Toxicoscordion venenosum)と似ているので間違えないように、と注意書きがありました。
写真です。ネットから借用しています。ユリ科に分類されると記しましたが、新しいAPGの分類体系ではアガパンサスやヒアシンスなども分類されるカジカクシ科という科に分類されています。
オオヒナユリ Camassia leichtlinii
Toxicoscordion venenosum
●こちら、間違えないように、とされた方です。
切手です。
オオヒナユリ Camassia leichtlinii
2002年 モザンビーク発行(花)
●一緒に描かれている植物は、Tulipa saxatilisというチューリップの仲間です。
●一緒に発行された切手はこちらです。⇒リンナイ 新荒磯6号 RGA-406B LPガス
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ウイキペディアの情報によりますと、Camassia属の植物は、北米原産の多年草でcamas(カマス)とか Indian hyacinth(インディアンのヒアシンス)などと呼ばれているということです。白色から濃い紫、青紫の花をたくさん咲かせ、夏に開花した時には草原全体を同じ色で埋めるような咲き方をすることもあるということです。
この属の植物の鱗茎は、原住民にとっては重要な食物でもあったとされています。しかし、鱗茎がよく似た名前もDeathcamas(死のカマス)という植物(別の属に分類されます)があってこちらは有毒で、同じ場所に生えるので要注意なのだそうです。
切手に描かれている、Camassia leichtlinii種の情報がありました。
それによりますと、この種はカナダからカリフォルニア州、ネバダ州を原産地とする種で、great camas(大きなカマス)と呼ばれているということです。鱗茎はやはり食用になるということですが、食用にするには長時間焼くことが必要だとか。できれば3時間、理想的には1~3日の間調理されている、とウイキペディアは言っているのですが、そんなに焼いたら(調理したら)なくなってしまいそうです。
この種もmeadow deathcamas(Toxicoscordion venenosum)と似ているので間違えないように、と注意書きがありました。
写真です。ネットから借用しています。ユリ科に分類されると記しましたが、新しいAPGの分類体系ではアガパンサスやヒアシンスなども分類されるカジカクシ科という科に分類されています。
オオヒナユリ Camassia leichtlinii
Toxicoscordion venenosum
●こちら、間違えないように、とされた方です。
切手です。
オオヒナユリ Camassia leichtlinii
2002年 モザンビーク発行(花)
●一緒に描かれている植物は、Tulipa saxatilisというチューリップの仲間です。
●一緒に発行された切手はこちらです。⇒リンナイ 新荒磯6号 RGA-406B LPガス